⑤ レントゲン分析
- 藤滝 泰裕
- 2019年7月25日
- 読了時間: 2分
施術前に行う5つ目の検査
X-Ray Analysis
(レントゲン分析)

ガンステッドシステムでは、レントゲンの分析も行います。
ガンステッド・パラレルルーラーという専門の定規を使った特殊なレントゲン線引きと、カイロプラクティック視点でのレントゲン評価をすることで、姿勢の癖や、サブラクセーションの状態がどの段階にあるのかを知ることができます。


レントゲン画像は、サブラクセーションがどこにあるのかは教えてくれませんが、触診で得られた情報をより具体的で正確なものとしてくれます。
しかし、この検査は一番最後に行います。
なぜかと言うと、最初にレントゲンを見てしまうと、先入観によって、画像上で最も悪く見える箇所が問題と思ってしまい、誤った判断に繋がりかねないからです。
画像で最も悪く見える箇所が問題とは限りません。むしろ逆が多いです。
背骨上の温度測定、静的触診、動的触診、視診から得られた情報を合わせて、総合的な判断を行うことが大切です。
通常のレントゲンと違うことは、仰向けではなく、立位(立った体勢)で重力が椎間板に加わった状態で、背骨のすべてを撮影することです。
同じ人のレントゲンでも、仰向けと立位では全く別人に写ります。
正面と側面から撮影された全脊柱のレントゲン画像は、各脊椎と骨盤の詳細な分析を可能としてくれます。
骨の変性や、椎間板の状態を視覚的に確認できますし、骨格上の病理的な問題の特定にも役に立ちます。
医師の視点とは違うというか、見てるものも違うので、病院では異常がないと言われても、カイロプラクターなら不調の原因を見つけられるかもしれません。
海外では、カイロプラクティック院でレントゲン撮影を行いますが、日本の場合は、法的な問題と資格的な問題があるため、病院とレントゲン提携をすることでこれを可能にします。
しかし…
以前の投稿でも言いましたが、当院は未だに病院との提携が出来ていません。
そのため、レントゲン分析の代わりにあらゆる検査を代用して、それを補うようにしています。
しかし、より正確な分析と、患者さん自身の目で確認してもらい、納得していただくという意味でも、レントゲン分析は必要です。
患者さんが自分の背骨の状態を知ることで、治療への積極性も増すと思います。
今年の目標は、病院とのレントゲン提携!
すべては患者さんのために╭( ・ㅂ・)و̑ グッ





















